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【おみせの育て方】Northfields(ノースフィールズ) 後編

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【おみせの育て方】Northfields(ノースフィールズ) 後編

2016年、仙台にオープンしたカフェ「Northfields」。お店を営むJamesさん、夏海さんにお店ができるまでのお話を伺うインタビュー、後編です。
前編はこちらから。

2016年5月、東京から仙台へと拠点を移し、開店準備を始めたお二人。
6月頃から店舗内装のDIYを始め、加えてほぼ同時に開始したクラウドファンディングは、7月に目標金額を達成。そして、2016年9月に「Northfields」をオープンされました。

後編では、開店準備のお話と、お店と共に歩んだ道のりについて伺います。

■クラウドファンディングのおかげで向き合えたもの

クラウドファンディングについて知ったきっかけは、「STREAMER COFFEE COMPANY」から独立した女性の記事だったのだそう。初めは、人から金銭的支援を受けることに抵抗があり悩みつつも、最終的にクラウドファンディングに挑戦した理由を伺った。

「お店のストーリーに共感してくれた人と開店前に出会うことができ、直接お礼が言えて、その後も関係性が続くことに魅力を感じました」と夏海さん。


プロジェクトページの作成は、コンセプト文を推敲したり試作品を作ってみたり、それまで二人で漠然と考えていたプランを、具体化する良い機会になったそうだ。

「追い込まれないとなかなか進まないタイプなので(笑)、やると言ったからにはやらないと!という気持ちで、細部まで考えるきっかけを持つことができて本当によかったです」

プロジェクトページにも掲載されたJamesさんの幼少期の写真。かわいい!brこの写真を活かして、下の写真のようなトートバッグが完成した(画像提供:Northfields)
プロジェクトページにも掲載されたJamesさんの幼少期の写真。かわいい!
この写真を活かして、下の写真のようなトートバッグが完成した(画像提供:Northfields)
リターン品として作られたこちらのバッグは、現在もオリジナルグッズとして販売されている(画像提供:Northfields)
リターン品として作られたこちらのバッグは、現在もオリジナルグッズとして販売されている(画像提供:Northfields)
現在は季節ごとに数種類のスイーツとドリンクが提供されている。人気の定番メニューも、全ては開店前の試作品作りからスタートした(画像提供:Northfields)
現在は季節ごとに数種類のスイーツとドリンクが提供されている。人気の定番メニューも、全ては開店前の試作品作りからスタートした(画像提供:Northfields)

■二人で楽しみながら内装をDIY

カフェをやると決めた時には、お店の内装イメージはある程度決まっていたという。
もともと趣味の合う二人は、一緒に訪れた思い出のカフェやお気に入りのカフェの内装を参考に、欲しい什器や家具のイメージをシェアしていた。

今では、イギリスのカフェのように趣ある店内だが、かつては畳敷の住居スペースだったというのだから驚きだ。大工さんにまっさらな状態にしてもらい、壁の塗装やキッチン周りの改装なども、およそ3ヶ月間かけて自分たちでDIYしたのだそう。自分たちの手で改装したからこそ、新店でも味わいある落ち着く空間が完成した。

「The fields」にあったものと同じデザインのソファ。br 二人の思い出のカフェが再現されたスペースに、思わず胸がキュンとする
「The fields」にあったものと同じデザインのソファ。
二人の思い出のカフェが再現されたスペースに、思わず胸がキュンとする
本が飾られているおしゃれな棚も、大工さんから貰った廃材を使ってリメイクしたもの
本が飾られているおしゃれな棚も、大工さんから貰った廃材を使ってリメイクしたもの
イギリスにいたころ、夏海さんが好きでよく訪れていたカフェにあったショーケース。brこれと全く同じものに、泉区・富谷の輸入インテリアショップで出会ったのだそう! ここまで偶然が重なると、なんだか運命的なものを感じる(画像提供:Northfields)
イギリスにいたころ、夏海さんが好きでよく訪れていたカフェにあったショーケース。
これと全く同じものに、泉区・富谷の輸入インテリアショップで出会ったのだそう! ここまで偶然が重なると、なんだか運命的なものを感じる(画像提供:Northfields)
イギリスから直輸入した、「The fields」で使われていたソーサー&カップのセット。br サンプル品として、ほとんど無料(!)で提供してくれたのだそう(画像提供:Northfields)
イギリスから直輸入した、「The fields」で使われていたソーサー&カップのセット。
サンプル品として、ほとんど無料(!)で提供してくれたのだそう(画像提供:Northfields)

■カフェは誰でも自由に過ごせる場所。それが当たり前に受け入れられるようなお店でありたい


二人が目指したのは、誰でものんびり過ごせるカフェ。イギリスではフレンドリーな接客が多く、客層も幅広い。ペットや子ども連れのファミリー、学生、工事現場のおじさんまで、いろんな人がふらりと立ち寄り、思い思いの時間を過ごせるのが魅力だ。

「お店の空間って、その時のお客様によって作られる要素が大きいんです。それを私たちでコントロールすることは出来ません。曜日や時間帯によって、ゆっくり読書を楽しまれる方もいれば、お友達とおしゃべりを楽しむお客様もいて、使い方は本当に様々。それで良いんです。自由なスタイルに共感し、賛同してくれるお客さんが、次第に集まってくれるようになります」

■カフェの経営は、二人で幸せになるための選択肢の一つ


国際結婚を機に、二人で幸せに過ごしたくて始めたカフェ「Northfields」。
空間を自由に活かし、スコーンワークショップやヨーロッパ古着、お花も扱うVintage Fairなど、やりたかったことを具現化できるのは自分たちのお店ならではの醍醐味だ。

今でこそ、カフェだけでなく様々な目標にチャレンジされている二人だが、開店当初は作業効率をうまくあげられず、精神的にストレスを溜めてしまうことも多かったのだそう。結婚前は喧嘩の無かった二人も、次第に衝突する日が増えてきた。


「二人で幸せになるために始めたカフェでストレスを溜めていては元も子もない」。そう思い直し、2018年からは、友人にお店を手伝ってもらいながら、休日も自由な時間を取れるよう経営スタイルを改善してこられている。


お店の成長、ライフスタイルの変化に合わせ、二人のカフェは少しずつアップデートされる。現在は、開店当時に比べて席数を増やし、テーブルも入れ替えられた。

「これから、子どもができたり、ライフスタイルも変化していくでしょう。その時々で、うまく自分たちの生活に合わせて仕事を続けていけたら良いなと思っています」

海外の方から、「日本でお店を開きたい」と相談を受けることもあるのだそう。Jamesさん、夏海さんのライフスタイルを通じて、誰かの選択肢が増える。それが次第にコミュニティになっていく。お店づくりには、そんな魅力も秘められているようだ。

最後に、ご夫婦でカフェを営むことについて質問してみた。

■夫婦でおみせを営むということ



夏海さん:「別の場所で仕事をしていると、帰ってきて、お互い何があったかを報告しあうのが普通だと思うのですが、私たちはそれを共有していて、相談しあうことができるので……二人で共有できることが多いです。二人の時間の中で、カフェの割合を必ずしも優先しなければいけないことはない。それぞれの趣味の時間、二人で過ごす時間、自由に使えた方が良いなと思っています」

−Jamesさんはいかがですか?


Jamesさん:「夫婦でお店をやってよかったこと?……なっちゃんとずっと一緒にいられること、だね!」

照れる!いや、聞いた私が照れてどうする!
ああ、素敵なご夫婦だなあ……。

Jamesさん、夏海さん、たくさんのお話をありがとうございました!


(画像提供:Northfields)
(画像提供:Northfields)
(画像提供:Northfields)
(画像提供:Northfields)

Northfields
〒980-0803 仙台市青葉区国分町1丁目3−13 階 遠藤ビル
営業時間:11:00-18:00(Last Order 17:30)
定休日:水曜(不定休あり)
Instagram(@northfieldsjp)

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