【くらしのお店】器と雑貨 ボタニカル -お気に入りとの出会いを楽しむ-
今回、ご紹介するのは、春の新生活を彩るような素敵な器や雑貨と出会えるお店、「器と雑貨 ボタニカル」。
2016年5月22日に器の専門店として青葉区大町にオープンしてから、オーナーの成田早織さんの世界観に魅了される方が続出、今では他県から訪れる方もいるほど人気のお店です。
店名の「ボタニカル」は、英語で「植物」を意味し、植物のように暮らしを生きいきとさせる雑貨を扱っていきたいという気持ちを込められたとのこと。
今回はオーナーの成田さんにお話をお伺いさせていただきました。
Q. いつ頃から雑貨に興味を持ち始めたのですか?
小さい頃から「家」というものにすごく興味があって、だんだんと雑貨に興味を持った感じですね。小学生の時は、新聞のチラシの裏に自分の理想の家の間取り図を描いて遊んでいたんですよ。高校卒業後、仙台の専門学校に進み、インテリアの勉強をしていました。雑貨がずっと好きだったので、卒業後は雑貨屋に自然と就職しました。
Q. 自分のお店を開きたいと思った理由はなんですか?
20代後半ぐらいから、ずっと自分の雑貨屋を開きたいと思っていました。チェーン店だと、自分があまり思入れがないものも売らなければならないので、お客様に「本当に良いものだよ」とお薦めしづらいと感じることもあって……。でも、自分のお店であれば、自分の好きなものだけを扱えるので、気持ちを込めて接客もできますし、自分でお店を開いたら良いんじゃないかなと思うようになりました。
Q. 最初にお店で扱うことを決めた商品はなんですか?
一番最初に「お店で扱いたい!」と思ったのは波佐見焼の窯元、京千さんのsenというブランドです。お店で扱う商品を探しに訪れたイベントに、京千さんが出展されていて、ブースはすごい人だかりで見れなかったんですけど、ブース脇に置かれていた展示会のDMに写っていた写真のお皿がすごく可愛くて、「この展示会を見に行きたい!」と思って、DMを持ち帰りました。後日、展示会にお伺いさせていただくことができ、京千さんに取り扱いのお願いをしたところ、OKをいただけました。
senさんは波佐見焼というカテゴリーには収まらない、作家性が高いブランドで、他に見たことがないような斬新さのある、唯一無二の存在だと思います。senさんは展示会ごとに新作を出されていて、それまでとは異なる新しい魅力を見せてくださるんですよ。去年はボタニカルで展示会を開いていただき、「ボタニカル」柄ということで、色々な植物をモチーフにした作品をご用意してくださいました。
senさんがなかったら、今のボタニカルはなかったので、本当に運命的な出会いでした。
Q. ボタニカルさんで扱われているブランドや作家の方々をご紹介していただけますか?
兼石哲也氏
有田陶器市の会場を歩いていた時に、ふっと横を見たら、兼石さんの花瓶がばっと並んでいて、ドット柄が斬新で、「かわいい!」と思って見ていたら、70過ぎの男性の作家さんが作られていると伺って、更に驚きました。兼石さんは「気持ちは20歳だ」と常におっしゃっているような若々しい方なんですよ。水玉やストライプを用いた作品が多いですね。
陶工房inori
宮城県の富谷に工房を構える女性の作家さんで、とっても面白い方なんです!青い色と形とかがすごく素敵で取り扱わせていただいています。
bicco tacco
アクセサリーのハンドメイド作家さんで、知人の紹介でボタニカルで展示会を開いていただいたことがきっかけで、作品を扱わせていただいています。「bicco tacco」は「いびつな、互い違いな」という意味で、デザインは左右非対称のものが多いんですよ。ボタニカルでは本物のお花を加工したアクセサリーをご紹介しています。偶然なのですが、作家さんの誕生日とボタニカルのOPENした日が同じなんです!
Rin*Tsubaki
東京に出張した際に、目的のお店の隣にあったRin*Tsubakiさんのお店に間違って入ってしまい、「あっ、ここじゃない!」と思ったんですけど、猫のキャンドルがたくさん並んでいて、私が猫好きなこともあって、「なんだこれ、かわいいじゃないか!」と思って、その場で取り扱いのお願いをさせていただきました。キャンドルですが、かわいすぎて火をつける方はいらっしゃらないかと思います。
hatoiro
hatoiroさんとは、イベントでご一緒になったのをきっかけに、ワークショップを開かせていただいたり、お花を販売させていただいたりと仲良くさせていただいています。hatoiroさんから仕入れたお花を自分でドライフラワーにすることもあります。
Q. お話をお伺いしていると、ボタニカルさんには本当に成田さんがお好きなものしかないようですね?
そうですね……本当に好きなものだけですね(笑)
オフィスに飾るドライフラワーと花瓶を相談してみました
KURASHITOの新しいオフィスにも彩りが欲しい! ということで、オフィスの写真を成田さんにご覧いただき、ざっくりと予算をお伝えし、ドライフラワーと花瓶をご提案していただきました。
自慢になってしまいますが、すごく素敵じゃないですか!?
スタッフ一同とっても気に入っています!成田さん、ありがとうございました!!
直射日光が当たらない、風通しが良いところであれば、半年ぐらいは楽しめるそうです。ドライフラワーと花瓶のお値段は合わせて8,120円と、アレンジメントの大きさや素敵さも考えると、とてもお得な気がします。
ご自宅用はもちろん、店舗やオフィスで器や雑貨、ドライフラワーをお求めの方も、ボタニカルさんに相談してみてはいかがでしょうか。きっと素敵な作品との出会いがあると思いますよ!
器と雑貨 ボタニカル
Instagram:@botanical_sendai
住所:仙台市青葉区大町2-14-11ファーストステージⅠ 1F
TEL:022-395-9204
営業時間:11:00-19:00
定休日:毎週水曜(不定休あり)
撮影:はま田 あつ美