街のラウンジ「Echoes(エコーズ)」と複合施設「Blank(ブランク)」が青葉通にオープン!
オープン前からSNSで注目を集め、連日賑わいを見せている「Echoes」。上の階には何があるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、青葉通りを中心に新たな文化を築き上げていく「Echoes」と「Blank」をご紹介いたします!
アクセス
仙台市地下鉄東西線「大町西公園駅」東出口 徒歩1分。
グリーンの外壁と歩道に沿うような長いベンチが「Echoes」の目印です。
壁面のアクセントグリーンは、青葉通の緑と調和するように選ばれたそうです。
歩道に面して外へ突き出たパブリックベンチは、開放感たっぷり!
テーブルが動かせるので、人数に合わせてベンチを譲り合う利用者の姿が印象的でした。
悪天候時以外は窓が開放されているので、店内にいても自然風が感じられるのが特徴的。一人でも、複数人でも利用しやすい席種です。
店内のベンチ席は、奥行きがあるので小さな座敷席のようにお子様と利用している方もいました。
「飲食店」ではなく「ラウンジ」としての在り方
Echoesの運営元である「The Youth」は東京を拠点に活動しており、ミッションに「若者と世界を繋ぐ」を掲げています。
仙台出身の代表 佐藤さんを中心に、東京などで街に開かれたラウンジや、学生向け住宅を作ることで人と人との場をつくり、さまざまな生き方や価値観に触れる繋がりをつくってきたのだそう。
「Echoes」という店名は、思案を重ねた結果、仮プロジェクト名としてつけていたものを採用。「反響」を意味するエコーという言葉に「対話が広がる、この場所から繋がりがこだましていく」という意味が込められています。
提供メニューでは、東北の生産者を直接訪問し地産地消に取り組むほか、全国より選りすぐりの旬の食材を使用。
ほかにも、東京圏での経験やルーツを生かしたクラフトカクテル、コーヒーがメニューに反映されています。
さらに今後は、イベントを通して仙台ではなかなか体験することのできない音楽や、価値観と出会う場になっていくようです。
新たなロースターとの出会いの場を
仙台はコーヒーの文化が根付いていると感じた佐藤さん。Echoesで扱うメインのコーヒー豆はポートランド発の「Overview Coffee(オーバービューコーヒー)」。日本では、尾道で焙煎されています。
他にも、ゲストロースターとして3ヶ月ごとに東京、関東圏のロースターを迎える予定だそう。
ゲストロースターについてお話を伺いながらコーヒーが飲めたら、小旅行気分を味わえそうです!
トニックウォーターにエスプレッソを注いだコーヒードリンクは数年前から流行していますが、オレンジが入っているのは初めて飲みました!
エスプレッソの苦味とオレンジの香りは、ビタースイーツを味わっているような不思議な感覚。ほろ苦くも爽やかで、ベンチで風を浴びながら飲みたい一杯。
コーヒーメニューが苦手な方はチョコレートミルクはいかがでしょうか。スッキリした甘さで暑い夏にぴったりです!
レストラン感覚のメニューで素敵な朝食を
プレートは全部で3種類。それぞれ、季節に合わせて内容が少しずつ変化していきます。
食材にこだわり、卵、野菜、お肉、魚など一皿で楽しめるような工夫が贅沢!
カンパーニュは連坊「ドゥーマルの木」のものを使用しているのだそう。柔らかな酸味で、サラダと食べても野菜の味がしっかり感じられました!
じっくりグリルされたニンジンは、「サツマイモやカボチャみたいに甘くてビックリしますよ!」と伺っていたのですが、想像を軽く飛び越えてくる甘さと、裏ごししたような舌触りにフォークが止まりませんでした……!
「美味しい」「おしゃれ」だけではなく、親しみやすい食材でビックリさせることも心がけているのだそうですよ!
こちらはスモールプレート。パンをお皿にした一品料理というイメージなのだそう。4種類の中から、シェフの方のお話を聞いてフルーツトマトと、和歌山県・山理のシラスがたっぷり乗ったプレートを注文しました!
フルーツトマトのフレッシュさと、ふわふわのシラス。プチプチとした食感の大麦でボリューム感があります。
ディナータイムには一品料理も楽しめるので、その時々のお料理や店内の雰囲気を楽しむことができますよ〜!
手土産には大人気のカヌレを
SNS上で話題のカヌレも人気のメニュー。
プレーンカヌレの他に、あんこが入ったカヌレもありました! 外はしっかりガリッと、中はねっとり。このコントラストがたまらないですよね! 見つけたら購入してみてはいかがでしょうか。
シェアオフィス、イベントスペース、宿泊施設の顔を持つ「Blank」
Echoesが店舗を構えるのは、春日町「THE 6」、二日町「TNER」に次ぐ、株式会社エコラ運営のシェアオフィス「Blank」。
シェアオフィス、アパートメントだけではなく、イベントスペースや貸し会議室などとして機能しており、さらには今後、宿泊機能もリリース予定なのだとか。
外から見た雰囲気で気になっている方も多かったのではないでしょうか?
フロアガイドを見ると、地下1階から11階、屋上まであるようです。地下鉄の駅が近く、自然も豊かで、さらには美味しいご飯がすぐに食べられる……こんな場所で働きたい……!
ホテルラウンジのようなフリーデスク&シェアキッチン
コワーキングスペースの受付と宿泊施設のレセプション&ラウンジの機能を兼ね備えたフロアは、洗練されたインテリアが印象的。
スペース奥には大きなデスク席もあります。大きな窓に面していますが、道路向かいまでの距離が十分にあり開放があります。2階なのでEchoesに訪れる人たちの視線も気になりません。
会議室は6人収容と、10人収容の2室。広々としていて使いやすそう!
シェアキッチンはカウンターキッチンになっていて、お料理教室などでデモンストレーションをするにはもってこいです。「THE 6」や「TNER」に比べるとコンパクトな作りだなと感じましたが、家電製品が「見えない収納」で整えられており機能性は十分です!
宿泊機能もリリース予定
4階はホテルとしてリリースの準備中。今回は特別に中の様子を見せていただきました!
ダイニングテーブル、ベッド、ソファ。一人で泊まるには十分すぎる広さです。奥の小上がりには布団も敷けるので最大4名程度での宿泊が可能。
冷蔵庫、電子レンジ、IHコンロもついています。お部屋から出ればランドリーも完備。
中長期的な滞在時に自炊、洗濯ができるのは大きなポイントになりそう!
シェア可能なオフィス部分
3階のオフィス部分は、バルコニーもあり広々。扉が3つあり、1社で全部を借りることも、最大3社で分割することも可能です。壁を後からつけるという発想が面白い!
地下のイベントスペースにも期待大!
Echoesの下には大きなイベントスペースがありました! こちらはセミナールームなどでも使えそう。机を撤去すればヨガなどもできそうですね。Echoesでは、今後の運営の様子を見ながら店舗と地下スペースをイベントで連携することも構想にあるようですよ!
さらにBlankの取り組みとして、大町エリア限定のローカルマップも発行されていました。Blankの入居者は、姉妹施設である「THE 6」と「TNER」の一部エリアも利用が可能。オフィス同士だけではなく、周辺地域を回遊できるような取り組みがつながりを育んでいく様子は、Echoesの取り組みと通ずる部分があるなと感じました!
今回、お話を伺ったのはBlankスタッフの尾形さんと、Echoes代表の佐藤さんでした。
ありがとうございました!
店舗情報
Blank
〒980-0804 仙台市青葉区大町2丁目3-12
営業時間 平日9:00-18:00
電話 022-796-8690
公式Webサイト
公式InstagramEchoes
営業時間 カフェ 8:00-17:00
ブランチ 9:00-14:00
バー 15:00-20:00
ディナー 17:00-20:00
定休日 水曜
公式Instagram