セルフリノベーションで生まれた大人カフェ「VON(ボン)」をご紹介します!
厚手のコートではじんわり汗ばむ陽気が増えたと思えば、雪や風の寒さにニットが手放せず……まさに三寒四温。春はもうすぐそこですね!
今回は、2021年11月のオープンからSNSで注目を集めている「VON(ボン)」を訪ねました。
おしゃれな内装は店主のお手製……!? さっそくご紹介いたします!
アクセス
JR仙石線 宮城野原駅から徒歩8分。
楽天生命パーク宮城のすぐそばにお店があります。
駐車場が1台分ありますが、日中は混み合う日が続いているので近隣のパーキングの利用がおすすめ。
店舗の入口は2箇所。
路地側は大きな鉄扉と丸太、シンプルな店舗サインが印象的。
もう一つの入り口はナチュラルな木の表情がうかがえる明るい外観です。
店名の「VON」は短く覚えやすい響き。レトロ風のロゴは70年代の写植のフォントから着想を得たのだとか。
ゆったり過ごせる広々とした店内
1階のカウンターで注文を済ませてお席へ移動。2階は天井が高く、窓からの自然光もたっぷり入り明るい雰囲気。
「ゆっくりできる居心地の良い空間」を目指す店主の髙橋さんと藤巻さんの想いが反映され、席の間隔は広め。
他のお客様と視線が合いにくいので自分の時間を過ごせそうです〜!
一人用の席は壁にテーブルがついているので足元が広々。
ちょっとしたアイデアですが、快適さがグンとアップしますね!お気に入りの席を見つけて通いたくなります。
目につくところは大体手作り!?
VONは2年前の工事開始当初、海外でインテリアの買い付けを行い展示販売するインテリアショップ&カフェとして構想していたのだそう。
新型コロナウイルスの影響で買い付けが叶わなくなりましたが、もともと全て和室の一軒家を店主の髙橋さんと藤巻さん自らの手で解体。扉などの建具も自分たちで作ったのだとか……!
複雑な模様がレトロでかわいいな〜と見ていた1階のフローリングも、なんとお手製。木材の切り出しから自分達の手で施工されています。
ソファや、入口の鉄扉、時には必要なものを作るための工具から自作。溶接やお庭の土木作業にもチャレンジしたそう。
特に大変だったと教えてくれたのが、2階に上がる階段の吹き抜けに吊るされたこのシャンデリア。(まさかこれも自作だったとは……!)
制作に1ヶ月かかったというこちらは、パーツを一つ一つ鉋で削り、強度や安全性を考えながら組み立てたもの。
店内の至る所に「これもお手製なんですか!」と驚きポイントが隠されているので、カフェだけでなくDIY好きな方も楽しめるのではないでしょうか。
コーヒーは自家焙煎でこだわりあり!
VONはコーヒーも自家製!
カフェオープンのために店主二人で美味しい豆屋さんを探し、最終的に自家焙煎することに決めた味のこだわりは「飲みやすさ」。
見慣れないコーヒーの淹れ方ですが、浸漬式という淹れ方なのだそう。
ドリッパーの底に弁がついており、一定の時間蒸らして一気に抽出する手法です。
ふわっと華やかにコーヒーの香りが広がってハンドドリップとはまた違うコーヒーの世界を知ることができました〜!
ラム酒香る大人スイーツといただきます!
チーズケーキやパウンドケーキなどのスイーツも人気とのことですが、珍しいなと思ったのがこちらのカッサータ。
イタリア・シチリア地方のお菓子で、ラム酒が香るチーズクリーム生地にドライフルーツやナッツがたっぷり入っているアイスケーキのようなスイーツです。
口に入れるとシュワっと生地が溶け、ラム酒の香りが広がります。ナッツやフルーツで食べるごとに食感が変わるのも面白い!
コーヒーは酸味と苦味が少なくフルーティー! スイーツだけでなくお食事とも合いそうです。これからの季節はアイスコーヒーでごくごく飲みたいスッキリした味わいでした。
飲食未経験でカフェをオープンした店主のお二人ですが、コーヒーを飲むことや食べることが大好きでクオリティには妥協しないという熱意が店内の至る所から感じ取れました!
ゆくゆくはスタッフを増員することで定休日をなくし「いつきても開いていてゆっくりできる」お店にすることが目標だそう。その上で、店主のお二人はVONのノウハウを活かし建具のオーダー製作などを強みに活動をして行きたいと抱負を語ってくださいました!
リノベーションの詳細な内容は、物件オーナーが改装の様子をまとめた専用Instagramで公開中!
ぜひ、この記事と合わせてチェックしてみてくださいね。
店舗情報
VON(ボン)
〒983-0045
仙台市宮城野区宮城野1-9-3
営業時間:12:00〜21:00
定休日:木曜
公式Instagram
物件オーナーInstagram